汽車の話をしているとよく“精度”という単語を耳にします。
しかし・・
・何の何に対する精度なのか
・精度が具体的に何に影響するのか
誰も教えてくれないし掴めないのでこっちが考えます。
・加工精度
寸法公差、真円度、平行度いろいろとありますが、どれと言及しているのは見たことないです。
日本は後進国だったのでここが弱くて低性能だったという主張によく引っ付いてきます。
しかし精密機械でなどもちろんなく、熱膨張に晒され、加えて摩耗部品の集積物である蒸気機関車にある程度以上の加工精度に意味があるのかと。
シートと密着させねばならないポペットバルブ、経路が複雑なトリックバルブなら分かりますが……
・組立精度
シリンダ中心と動輪中心の芯合わせなど。GWRが特に優秀でオートコリメータを使って高精度に組み立てていた、というのが昔話題に上っていたのを覚えています。
また遊びが少ない転がり軸受を採用しているなら必然的に高い組立精度が要求されそうな気がします。
ま、精度と軽々しく言う人には要注意ですかね……(結論見えず