グレズリーパシのA/S比はA1,A3よか煙管が1ft短いA4でも大煙管1/464、小煙管1/437ですから余り良いとは言えませんね
煙管がさらに1ft短いペパーコーンA2で大煙管1/443、小煙管1/414と若干バランス悪いです
BR6,7,8で大煙管を1/4in太く、小煙管を1/8in細くして大煙管1/423、小煙管1/436と大煙管の通りを良くしました
あと煙管内の燃焼ガスは通過中に熱を缶水に奪われて温度が下がるので大煙管前方では過熱器の中の蒸気よかむしろ低温となります
なのでシュミットA型のようなロングリターンループは不利
1930年にグレズリーパシNo.2595でロングリターンループを試験したところ原型のシュミットロビンソン過熱器のNo.2596に比べて出力同等時で
気室蒸気温度 華氏
ロング 平均600度 最高655度
ショート 平均623度 最高672度
と不成績でした
グレズリーパシではシュミットE型やサインウェーブ過熱器も思ったほどではなったとのコト
あとシュミットロビンソンはSARでも好まれ16E,15F,19Cにも採用されました
以上ご参考まで